第5の種:「商品・サービス設計」で信頼を積み重ねる【持続する個人ブランディング】

前回の記事では「ビジュアルアイデンティティ」の作り方についてお伝えしました。

ビジュアルで心を惹きつけたら、次は"体験"を通してブランドへの信頼を育てる番です。 商品やサービスそのものが、ブランド理念やストーリーと一貫していなければ、せっかくの共感も一瞬で失われてしまいます。

この記事では、持続可能なブランド作りにおける商品・サービス設計の基本を解説します。

なぜ、商品・サービス設計が重要なのか?

ブランドは"約束"です。 発信している理念やストーリーと、実際に顧客が受け取る体験が一致して初めて、ブランドへの"信頼"が生まれます。

"言っていること"と"やっていること"を一致させる――それが、ブランドの持続力を支える根本なのです。

商品・サービス設計3つのステップ

フラワーギフト

1. ブランド理念と体験をつなぐ

  • まず、ブランド理念を具体的な顧客体験に落とし込みます。
  • 例:「やさしさ」を掲げるブランドなら、梱包の仕方や接客トーンまで優しさを徹底する。

2. 体験を設計図にする

  • 顧客があなたのブランドと出会ってから体験する一連の流れを設計します(カスタマージャーニーの作成)。
  • 例:SNSで知る → サイトで共感 → 商品購入 → 開封時に感動 → 使った後も満足、という流れを描く。

3. 期待を超える小さな驚きを用意する

  • 顧客の期待を超える"ちょっとした嬉しさ"を設計します。
  • 例:商品と一緒に手書きメッセージを添える、小さなおまけを入れる、など。

商品・サービス設計の具体例

ブランド信頼を生む工夫例
カフェコーヒー一杯に季節の手紙を添えるサービス
手作り雑貨店商品到着後に使い方アイデアのメッセージを送る
オーガニックコスメ環境配慮型パッケージ+肌チェックシート同封

次回予告|第6の種へ

第6の種は「発信・コミュニティ作り」で広げるです。 商品やサービスで信頼を育てたら、今度はそれを自然に広げるための発信・つながり作りへ進みます。

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