第2の種:想いをお届けしたい人を描く【持続する個人ブランディング】

前回の記事では「ブランド理念」の作り方についてお伝えしました。
ブランド理念が芽生えたら、次に必要なのは"誰と心を通わせたいか"を明確にすることです。想いをお届けしたい人とは、単なる属性分けではなく、共鳴できる相手を見つけるプロセス

この記事では、持続するブランドを作るための人物像の考え方と実践ステップを紹介します。

想いをお届けしたい人が明確なると…

すべての人に好かれるブランドを目指すと、結局、誰の心にも響かないブランドになってしまいます。 共鳴できる相手を絞り込むことで、ブランドの発信力・魅力・継続性がぐっと高まります。

「あなたに届けたい」という想いが伝わるとき、ブランドは本当の意味で育ち始めるのです。

想いをお届けしたい人を描く3つのステップ

プリザーブドフラワー

1. 理想のお客様をイメージする

  • 年齢、性別、職業だけでなく、価値観・ライフスタイル・悩みまで具体的に描きます。
  • 例:"30代後半、自然派志向、仕事に忙しいが心の癒しを求めている女性"

2. 感情の共鳴ポイントを探る

  • その人が"本当に求めているもの"は何かを想像します。
  • 例:「癒されたい」「自分を大切にしたい」「新しい自分を見つけたい」

3. 物語として語る

  • 想い描いた一人を"物語の主人公"として捉えます。
  • 例:「都会の忙しさに疲れた彼女が、ふと立ち寄ったカフェで心がほどける瞬間」

たとえばのイメージ人物像

お店
ブランドターゲット像例
カフェ仕事帰りにほっと一息つきたい、30代女性
手作り雑貨店日常に小さな個性を取り入れたい20代後半のクリエイター
オーガニックコスメ肌と心にやさしい選択を求める40代前半のナチュラリスト

次回予告|第3の種へ

第3の種は「ブランドストーリー」で心を動かすです。

想いをお届けしたい人と出会ったら、次はどんな物語で心をつなげるかを考えていきます。

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